HUMAN RESOURCE 求人広告の訴求力を高めるには 2019.09.11
採用活動を行う上で最も大切なこと。
それは、自社の求人を求職者に認知してもらうことです。
自社が求人していることを知ってもらわなければ応募にさえ至りません。
ましてや採用などできません。
では認知してもらう方法には何があるでしょうか?
広告媒体、紹介、自社ホームページ、店舗のポスター、折込チラシ、ハローワーク・・・
様々な方法があります。
自社に就職するメリット、仕事をするメリットを整理し、ターゲットを絞り込みながら告知内容に反映していく。
これが求人の訴求力を高める第一歩です。
特定の誰かに響く内容の求人広告を
誰にでも好かれようという広告は誰にも好かれません。
求人の訴求力を高めるには、特定の誰かに響く内容でないといけません。
「あ、これは僕のことを言っているな。」と感じてもらえる広告がいい広告です。
『当社は明るく元気な会社です。』
とアピールしたところで、明るさも元気のよさも人それぞれの主観です。
それよりも、『月1回、代表の〇〇が社員に手料理の数々をふるまう社長食堂を開催しています。』
という記載があった方が、社風や社長との関係性が垣間見れて、求職者の想像を広げることができます。
写真もあればより効果が高まりますね。
採用ターゲットを極限まで絞り込むこと。
ターゲットの人数は4、5名しか世の中にいないのではないか?
と思えるくらい絞り込めると、かなりよい絞り込みです。
そのターゲットが反応する自社のメリットを表現できれば、きっと反応する求職者がいるはずです。
どんな広告が効果的??
あるコンビニエンスストアのアルバイト募集の広告は、
「助けてください。」
というメッセージで、店長が倒れそうな写真が掲載されていました。
人手が足りず店長自らの長時間労働で何とかシフトを回しているようで、その姿を面白おかしく写真と文章を使いながら表現していました。
この求人広告に反応し採用した方は、当初から忙しさを理解しているとともに、店長の「助けてください。」というメッセージに共感し、少々の忙しさでもがんばってくれる人だったそうです。
またあるタクシー会社のドライバー募集の広告は、「腰痛がなくなりました。」でした。
採用ターゲットは重い荷物を持ち運ぶ運送会社のドライバー。
実際に現社員の中に複数名の元運送会社のドライバーがおり、その方々の共通した感想が、転職して腰痛がなくなった、ということでした。
ただ不安点として給料があったようですが、そのタクシー会社は給与面でも好待遇で、かつ週休3日だったそうです。
結果、応募数はそれほど多くなかったものの、2名の採用に成功されました。
求人の訴求力を高めるためには、訴求相手を絞り込むこと、訴求ポイントを明確にすること。その二つがかみ合えば、自社が求める求職者を獲得できるのではないでしょうか。